[トップページへ戻る] [特設コーナーへ戻る]  
下野街道大内峠

ルート:

福島県南会津郡下郷町

路面:

ダート (一部舗装)
通行日: 2003/05 通り抜け: 不能 (遊歩道有り)
地図: T/Mapple: 18-A-4
長らく通行不能区間となっていた県道131号下郷会津本郷線の会津本郷町大字氷玉〜下郷町大字大内間が開通した。
この付近には、旧下野(しもつけ)街道の『氷玉峠』と『大内峠』が存在しているが、氷玉トンネルをはじめ、新道が新たなルートで建設されたため、旧街道の峠道は、ほぼそのまま残されることになった。
旧街道は、遊歩道として整備が進められているようだが、大内峠は、現時点では車でのアクセスが可能となっている。
[1]
県道131号下郷会津本郷線の大内ダム湖の東岸から東へ入る。
[2]
舗装が切れてもそのまま山道を少し登る。
[3]
視界が開けると、そこに大内峠一里塚がある。
大内峠一里塚は、会津城下「大町札の辻」から五里(約20km)の位置にあたる。
下野街道の一里塚は、そのほとんどが対で構築されたと考えられるが、現在ではそのほとんどが破壊されて消失したか、あるいは片側だけの塚となっており、このように対で現存していることは希で、県内でも貴重な文化遺産となっている。
[4]
この先、約500mの地点に大内峠があるのだが、道の中央に杭が打ってある。
この杭は「車幅規制」と解釈し、脇をすり抜けることとする。(ここから先は推奨となる。)
[5]
分岐があるが、どちらを通っても同じようなので、道なりに広い右側を進む。
[6]
路面はやや荒れ気味で、かなり狭い。この先に、Rのきついヘアピンカーブがあり、切り返しを余儀なくされた。
[7]
ここが大内峠である。
やや広くなっており、峠の茶屋が建っている。
[8]
茶屋はもちろん復元されたものであるが、当時の雰囲気を良く再現している。
ここの茶屋は明治の初めまで営まれていたそうで、大名をはじめ多くの庶民が小休止し、一息ついては再び旅の途についていったのである。
[9]
茶屋の脇にある神社の祠。
旅の安全を願う人々の気持ちが伝わってくる。
[10]
この先も道は続いている。
案内板によれば、『三群境の塚』というのがあるそうである。

なお、この周辺には、氷玉峠なども含め、ほぼ旧街道に沿って遊歩道が整備されているようである。ゆっくりと一日かけて散策するのも良いかもしれない。
ご意見、ご感想をお聞かせください。>>掲示板E-mail
[トップページへ戻る] [特設コーナーへ戻る]
 
Copyright (C) Sunnypanda 2001-2008. All rights reserved
inserted by FC2 system