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福島県の地理と気候

 

■3つの地域

 福島県は東に阿武隈高地、西に奥羽山脈が南北に走り、地理的に中通り、会津、浜通りの3つの地域に分けられます。

 中通り地方は阿武隈高地と奥羽山脈に挟まれた地域、会津地方は新潟県境に連なる越後山脈と奥羽山脈の間、浜通り地方は阿武隈高地の東側の太平洋の地域です。

 3つの地域には単に地形的な違いだけでなく経済的、文化的な相違も見られます。

■地理的特徴

 中通りは阿武隈川が南から北に流れ郡山盆地や福島盆地を形成しています。大部分が平坦地です。

 会津地方は全般に起伏の大きな山地が占める地方で、北部一帯には福島県のシンボルとも言うべき磐梯山と猪苗代湖、美しい湖沼群を抱く磐梯高原を中心とする国立公園が広がり、南西には尾瀬湿原と東北一高い燧ケ岳(2,356m)を擁するといった日本を代表する大自然を最大の特徴としています。

 浜通りは比較的出入りの少ない約160kmの海岸線に沿って低地帯となっており、西側を走る阿武隈高地で中通りと接しています。

■気候

 福島県は気候の面からも中通り、会津、浜通りの3つの地域に分けることができ、それぞれの間には大きな違いがあります。

 太平洋に面する浜通りは海洋性気候のため、夏(7月から8月)は海から涼風が吹き比較的過ごしやすい地域です。冬でも比較的温暖で降雪日は数えるほどしかありません。

 中通り平坦部や会津の盆地は蒸し暑く、特に福島市の夏は湿度が非常に高く全国的にも有数の厳しい暑さとなりますが、山間部ではそれほど暑くなりません。

 会津地方は積雪が多いのが特徴で、特に南西部の只見地方は4mに達することもある豪雪地帯です。会津の盆地は中通りの平坦部と同様に蒸し暑いのですが、山間部ではそれほど暑くなりません。

 県の年平均気温は摂氏12.9度、年平均降水量は1,066mm、年平均湿度は68%です。


 
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