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市道安養寺大平線&JR赤岩駅

ルート:

福島県福島市

路面:

舗装 (圧雪)
通行日: 2002/01/06 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 29-C-4
旧米沢街道の宿場『李平』近辺の地図を見ていたとき、道路が通じていない鉄道の駅があることに気付いた。JR山形線(奥羽本線)赤岩駅である。近くには大平という集落があり、勿論そこへ行く道はあるのだが、よく見るとその目と鼻の先の『赤岩駅』までは点線なのだ。やはり車で行くことはできないのか。ということで実走してみることとなった。
平面的な道路地図ではわかりにくいのだが、現地を見て驚いた。集落は高台にあり、駅はそこから遙か下、かなりの標高差があるのだ。地元の人の話では、雪のない季節を含め一年中徒歩でしか行けないのだそうである。
市道安養寺大平線&JR赤岩駅(その1)
[1]
山肌に沿って進む道は一気に標高を上げる。
当日は比較的暖かく路面が現れていたが、雪のない福島盆地に隣接する地域とは思えないほど雪深い。
除雪された雪が路肩に積み重なり、事実上の1車線、すれ違いは困難である。
[2]
少し登ったところで後ろを振り返ると、遠くに福島盆地が見える。
この谷間を松川が流れ、その脇を山形新幹線(上り)が走る。下り線は平行して通るトンネルの中である。
[3]
道路から対岸の山肌を見ると、トンネルの抗口が見える。(写真左下)
『第二芳ヶ沢トンネル』であろうか。
[4]
写真[3]の抗口部分。
山の中腹、ここを列車が通っている。にわかには信じ難い。
奥羽本線福島・米沢間の開通は、明治32年(1899年)と言われているが、どれほどの工期を要したのであろうか。
[5]
こちら側の道はといえば、相変わらずの狭さとカーブの連続である。
途中、ジムニーと軽トラックと離合、いずれも道端の雪の中へ避けていただくことになってしまった。
生活道路に入り込んだよそ者が、確実に邪魔をしている。うーん、申し訳ない。
[6]
『なだれ注意』の標識。
[7]
見えるのは『松川トンネル』の入口か。
このトンネルの先、向かって右方向が『赤岩駅』である。
[8]
道路の方も終点の集落『大平』に近づく。
[9]
大平の南端。
この下はちょうど『松川トンネル』の出口付近(松川に架かる鉄橋付近)にあたるようだ。
地元の方にうかがったところ、夏であればここからもう少しだけ車で降りられるということであったが、今は除雪されておらず困難。徒歩でも駅には行けないそうである。
[10]
大平集落の様子。
写真[9]のちょうど反対方向を見たところ。

ちなみに、写真[9]の地図の下の方を走る曲がりくねった道は『北山線林道』である。今回訪れた大平との間は写真[2]のとおり深い谷となっていて、相互に行き交う道は存在しない。

[続きを見る]
市道安養寺大平線&JR赤岩駅(その1)(その2)

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