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藤峠へ向かう国道49号旧道は、只見川に架かる藤大橋を渡り、西へすぐの地点から始まる。地図で見ると、約2.5kmほど現在の国道の脇を平行して走り、その後に峠に向かうようである。
写真の右側、一段高いところを通っているのが国道49号で、案内標識にある右への分岐は県道151号山都柳津線である。 |
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舗装された旧道がしばらく続く。
このあたりは、付近の生活や農作業用の道として利用されているようだ。 |
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やがて舗装は切れ、いよいよ峠へと向かうかと思うころ、通行止となった。簡易な物ではあったが、バリケードが設置されており、進入はできなかった。
しかたなく国道に戻り、西側の旧道入口を目指すことにした。
写真上方に写っているのは現在の国道49号。 |
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藤トンネル東側坑口。
1969年12月竣功。シンプルでこれといった特徴もないが、かえって安心感と爽やかな印象となっている。sunnypandaは最近の飾り立てられたトンネルが好きになれないのだ。 |
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藤トンネル西側坑口。 |
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西側の旧道入口部分。砂利が敷かれ、楽に方向転換できる程度の広さがある。
が、進むべき方向に道がなかった。 |
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轍の跡すらなかった。
わずかに平坦に見える道らしき形状が残ってはいるが、草に覆われた路床は水による浸食を受け、荒れ果てている。 |
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荒れた箇所は部分的なものではなく、かなりの距離に渡っているようだ。 |
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更に奥を見ると湿地のようにぬかるんでいる箇所もあり、立派な(?)廃道の様相を呈していた。もはや車輪の付いた乗り物で走破するのは困難かもしれない。 |
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藤峠はもう既に自然に還ってしまったのだろうか。
幻の峠道。探索は自分の足だけが頼りのようである。 |
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