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国道49号上戸トンネル&旧道

ルート:

福島県耶麻郡猪苗代町

路面:

舗装
通行日: 2002/05/05 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 23-F-6
福島県郡山市から国道49号を西へ辿り、中山トンネルをぬけると猪苗代湖に到着する。
上戸トンネルは、猪苗代湖南岸へと向かう県道9号猪苗代湖南線が分岐する上戸地区にあり、昭和39年竣功の国道49号三和隧道(福島県いわき市)などと同年代の古い現役のトンネルである。
ここは湖岸まで小坂山の尾根が突き出していて、道を通すには山を切り崩すかトンネルを掘るかのいずれかになる。付近には湖水浴が楽しめる志田浜があり、湖の景観を保全する観点からトンネルが選ばれたのではないだろうか。最近の妙にデザインに凝ったトンネルとは異なり機能に徹した造りとなっているが、自己主張がない分だけあたりの風景にとけ込んでいる。
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『上戸トンネル』。
昭和42年1月竣功、幅員8m、高さ5.746m、延長92.5m。
[2]
トンネルの左側に、『国道49号線 上戸地区 工事竣功記念碑』(工事竣功昭和43年8月30日)が建っている。
福島県人ならば、このトンネルは恐らく何度も通っているはずであるが、このような記念碑の存在を知る人は、ほとんどいないのではないだろうか。sunnypandaはこの日初めて知ったのだ。^^;
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トンネルの左側、記念碑の前から遊歩道が続いている。
上戸トンネルの竣功以前はここを国道49号が通っていたのだ。積雪と強風に見舞われる冬期間、交通の障害になっていたことが想像できる。
[4]
そもそも車道だった箇所を、遊歩道として上手く活用されているのだが、機能一点張りの無骨な落石防止フェンスや法面の処理などはそのままで、美しい景観とは不釣り合いなものとなっているのが少々残念である。
[5]
旧道(遊歩道)は、この先すぐに国道に接続して終了となる。
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猪苗代湖東岸〜南岸方向。
湖面を眺望できることで有名な『御霊櫃峠』はこちらの方角である。
[7]
トンネルの手前左側には、湖の豊富な水を、郡山盆地へと導く『安積疎水』の取り入れ口がある。
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