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県道6号郡山湖南線(三森峠)

ルート:

福島県郡山市

路面:

舗装
通行日: 2002/05/05 通り抜け: 可能 (旧道は通行止)
地図: T/Mapple: 18-G-3
三森峠は、旧隧道の時代から除雪が行われ通年交通が確保されてはいたが、カーブの続く狭隘路線で危険が多く、新道の建設は地元の悲願であった。1992年に新トンネルが開通し、旧隧道付近にあった茶屋は廃業、三森遺跡古代村も取り残された。
地図には「平成11年現在、旧道通行止」と記載があるが、現況はどうなっているのであろうか。三森遺跡は再び自然の中に眠ることになるのだろうか。なお、御霊櫃峠から三森峠まで尾根伝いに遊歩道(登山道)が通っているようである。

■三森峠について
郡山市街地と猪苗代湖南岸とを結ぶ県道の峠である。奥羽山脈の分水嶺にかかり、標高は808mある。頂上付近に約300mの三森隧道があるが、現在は1992年竣功の三森トンネルが使用されている。三森の地名は、近くにある東小森、西小森、実森の三つの森に由来するといわれる。
この峠道はかなり古くから利用されており、八幡太郎義家にまつわる伝説も多い。また、峠の頂上付近には縄文時代の生活様式を復元した三森遺跡古代村が置かれている。
江戸時代に入ってからも会津と中通りを結ぶ道路として重要であったが、北部の中山峠の改修が進むにつれ、裏街道になった。
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東側旧道分岐点。
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「トンネル内漏水のため通行できません」
このバリケードは、脇を通行可能となっている。
しかし....
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すぐに完全閉鎖となる。
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バリケードの先の様子。
さほど荒れてはいないのだが、一瞬、『国道121号大峠(旧道)山形県側』の通行止地点『大猿倉澤橋』の先の風景が脳裏をよぎった。ここも、このまま廃道化してしまうのだろうか。
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『三森トンネル』の東側抗口。
1992年11月竣功、1365m。
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三森峠は奥羽山脈の分水嶺になっていて、険しい地域となっている。道路脇は深い谷だ。
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『三森トンネル』の西側抗口。
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西側旧道分岐点。
こちら側も、もちろん完全に規制されている。
通行止表示のわきに、「法面工事中」と書かれた看板がある。期間は「平成14年1月17日〜平成14年 月 日」、終期の記載はないが、どうやら道は再生するようである。
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バリケードの先の様子を見ると、樹木は茂ってきているものの、10年の歳月をほとんど感じさせない。
峠の『三森隧道』まで復活するとは考えにくいが、再開通が楽しみである。
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新トンネルの開通に会わせて改良が進められてきたが、降雪期の通行が容易ではないことに変わりはない。もし、安全を最優先するのであれば3,000m級のトンネルが必要なのかも知れない。
なお、閉鎖区間内部の様子は、『dark的道部屋』>道部屋(darkさんのサイト)に掲載されています。
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