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県道37号白河羽鳥線(羽鳥隧道)

ルート:

福島県岩瀬郡天栄村

路面:

舗装
通行日: 2002/09/21 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 13-E-1
福島県白河市から西白河郡西郷村(にしごうむら)を経て岩瀬郡天栄村の羽鳥湖畔へ抜ける県道である。
羽鳥湖周辺は別荘地をはじめキャンプ場などのリゾート地として整備が進んできており、県道37号白河羽鳥線は、そのアクセス道路として、国道118号とともに重要な路線となっている。
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西白河郡西郷村羽太。羽鳥湖まで21km。
このあたりは2車線のごくありふれた普通の県道となっており、田園地帯の中を軽快に走り抜ける。
[2]
羽鳥湖高原へ向け次第に標高を上げてゆく。
羽鳥湖高原には、キャンプ場やゴルフ場が整備され、別荘地が広がっている。
県道37号白河羽鳥線は、東北自動車道を経由した関東方面からのアクセス道路となっており、一部センターラインが消える箇所もあるが、概ねよく整備されている。
[3]
羽鳥湖北岸を通る国道118号に接続する直前、羽鳥ダムのすぐ手前に『羽鳥隧道』がある。
昭和18年竣功。内部での離合は不可能で、対向車の存在をヘッドライトの有無で確認し、なければ進入というスタイルになる。
隧道の竣功当時この路線は、このトンネルに見合った幅員で、車の往来も多くはなかったのかもしれない。
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コンクリートは年代相応に傷みが認められるが、トンネル内部には、全面にスチールの成型板が貼り付けられ、完璧とも思える補修が施されている。
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北側(羽鳥ダム側)は、トンネル坑口の直前で急カーブする最悪の線形となっている。
非常に進入しにくいトンネルで、写真中央に見える2本のカーブミラーは必需品である。実際、撮影している最中にも何台かの車が坑口部分でバックする姿が見受けられた。
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小さなトンネルではあるが、年代の古いものであるためだろうか、割と立派な造りになっている。残念ながら扁額は失われ、竣功年等を示すプレートも見あたらなかった。
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トンネルを抜けるとすぐに、羽鳥ダム堤体上部を通り国道118号へ突き当たる。
ちなみに、羽鳥ダムは現在の矢吹町を中心とする開田の国営開拓事業の水源として農林省が昭和31年に完成させたものである。水源は那須連峰に属する鎌房山を源とする鶴沼川で、湯野上付近で大川と合流し、更に流下して阿賀野川となり新潟県で日本海に注いでいる。
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ダム上に設けられた駐車場から見た羽鳥湖。
湖畔にはオートキャンプ場などファミリーでも楽しめる施設が整備されている。
本来であればもっと美しい風景を見せてくれるはずであるが...。どうもこの写真では観光PRにはならない雰囲気である。村長様ごめんなさい、である。
(→天栄村ホームページ
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写真[8]の反対方向、西側の様子。
前方に見える法面に沿って通るのが国道118号で、中通り地方中南部から南会津へ抜ける最短コースとして知られているが、かつては常に落石や崩落の危険にさらされた、離合もままならない狭隘路線であった。
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