外観からは素堀であることなど想像もできない、ましてや走行中に内部を観察するドライバーなどいないであろう。おそらくみんな全く気づいていないと思う。
でも、本当にこれがリストにあった江持隧道なのであろうか。素堀の隧道とは、天井が丸く、幅は狭くて内部でのすれ違いは困難、というイメージがどうしても強いのだ。
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後日、「ふくしま教育情報データベース」に江持洞門の資料が掲載されていることが判明した。
資料によれば、江持洞門の完成は明治21年(1888年)で、明治30年に県道となり、その後、明治41年、昭和10年、昭和57年に拡張工事が為されて現在に至っているそうである。
なお、同資料には、洞門を掘り抜いた佐久間亀五郎の逸話など興味深い内容が記述されている。
(ふくしま教育情報データベース>郷土資料>須賀川市人物読本 先人のあしあと>江特洞門と佐久間亀五郎)
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