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県道367号新郷荻野停車場線(釜ノ脇橋梁)

ルート:

福島県耶麻郡高郷村

路面:

舗装
通行日: 2002/08/25 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 22-E-3
国道49号と国道459号の間を蛇行しながら流れる阿賀川(新潟県では阿賀野川となる)沿いに2本の県道が走る。ひとつはこの県道367号新郷荻野停車場線、もう一つは対岸の県道16号喜多方西会津線である。
古い越後街道が通るこのあたりは、阿賀川と河岸から急激に立ち上がる山々が美しい風景を見せてくれる。街道筋の古い峠も多く存在しているようだ。
阿賀川を渡るJR磐越西線釜ノ脇橋梁に続くトンネルの上には、小町伝説の残る尾登峠がある。標高274m、僅かに痕跡ととどめる旧道が残っているそうである。
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路線名のとおりJR磐越西線荻野駅付近から道は始まる。綺麗な路面の1車線の道で、交通量は少ないようだ。
県道表示はいわゆる文字ヘキサで、福島県内では従来より使用されてきた最もポピュラーな形式である。
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阿賀川(阿賀野川)の右岸(北側)に沿って西へ向かう。JR磐越西線は道路の右側(山側)を通っている。
開放的で悠々とした川の流れは、しばし暑さを忘れさせ、実に心地よい。
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水面に近い位置を通るこのあたりは道幅が狭くなっている。
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最近多くなった数字ヘキサと文字ヘキサの併用。
道は地形に逆らうことなくアップダウンしながら阿賀川と共に走る。
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突然、視界に赤い鉄橋が飛び込んでくる。JR磐越西線『釜ノ脇橋梁』である。竣功1913年、全長159m、アメリカンブリッジ社製のピントラスという形式の橋だそうである。
橋は、県道と阿賀川を一気に跨ぎ、対岸の愛宕山を貫通するトンネルへと続いている。
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風雪に耐え鉄橋を支えてきた橋台。
年輪を重ねた巨木のような風格が漂う。
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ピントラスは、トラスの中でも最も古い形式で、静的理論では万全だが、活荷重、ピンの磨耗などの欠点が明らかになり、今では強度の低下やメンテナンスの手間などから、どんどん数を減らしている(そうである。)
磐越西線には、この他に、同形式、同年竣功の阿賀野川徳沢、阿賀野川深戸の2橋が使われている。
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対岸にも道が走っている。県道16号喜多方西会津線である。見えているのはスノーシェッド兼ロックシェッドであろうか。
ここは2本の県道と鉄道、そして阿賀川が出会うポイントなのだ。
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