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県道383号熱塩加納山都西会津線(宮川区間)

ルート:

福島県耶麻郡熱塩加納村(大字宮川)

路面:

ダート (一部舗装)
通行日: 2003/11/15 , 2003/11/23 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 27-H-6
かつて、このような県道が存在しただろうか。あの「県道62号原町二本松線」に勝るとも劣らない”険道”の出現である。
幅員は軽四輪がやっと通れる幅で、当然離合はままならない。通行日は既に晩秋、木々は葉を落とし、草は枯れていてこの状態である。夏の盛りの状態は推して知るべしである。ここがマイナーな林道なら驚きもしないが、標識が示すとおり県道なのである。
この区間の延長は、ほんの400〜500m程度であろうか。しかし、付近には舗装された代替路も存在しており、なぜここが県道になっているのかが最大の疑問である。
[1]
写真の箇所はT字路になっており、手前左右方向に舗装路が通っている。
最初、県道標識の方向が90度違っているのかと思ったが、どうも、そうでもないようである。
確かに県道は、軽自動車1台分の幅のあぜ道で、その先は山に突入しているのだ。
「山都町まで34km」。この道が34km続いている??
[2]
山に入ると、右にカーブし、急な上り坂になっている。落ち葉が堆積していてわかりにくいが、この部分の路面は舗装になっている。
道は針葉樹の間をすり抜けるようにして登ってゆく。
[3]
振り向けば、道路脇に県道標識が立っている。
この細道は間違いなく県道なのだ。
[4]
少し進むと今度は雑木林が待ち受けている。
笹の葉や木の枝が張り出し、ボディーをカサカサと撫でてくる。
[5]
写真で見ると、どこが道かわからないほど落ち葉が積もっている。
地図を見ると途中に分岐やカーブがあるはずなのだが、どうも判然としない。
[6]
ようやく見つけた分岐に入ってみると、山の斜面の畑で道は途絶えてしまった。
(何とそこにはカモシカがいたりする。クマでなくてよかった。^^;)
[7]
ここを多くの車が通るとはとても思えないのだが、ひどくぬかるんだ轍ができていたりする。
[8]
前方に舗装路が見えてきた。
まるで林道のような、不思議な県道との戦いは終わったのだ。
[9]
舗装路側から、今通ってきた県道を見る。
[10]
何事もなかったように、再び県道標識が現れる。
「山都町まで32km」。
このダートが34kmも続かなくて良かった。舗装はいいなあ。素直にそう思った。^^

さあ、もう一つの未舗装区間「新稲荷峠」へ行ってみるぞ。気分も新たに出発するsunnypandaであった。^^
今回、この県道を発見され、レポート作成のきっかけを作ってくださった「福島県道部」のMIZ氏に感謝いたします。なお、大好評のMIZさんの秋の特別企画「取材の一日」もこちらから御覧頂けます。
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