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北山線林道(李平)

ルート:

福島県福島市

路面:

ダート
通行日: 2001/12/01 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 29-C-4
福島市の西部に以前から気になっていた場所がある。
福島市街からさほど離れていないのだが、かなり山深く、どこにでもありそうなローカルな林道が何本か通っている。
なぜか惹かれるのは、かつての板谷峠越えの旧米沢街道の宿場『李平(すももだいら)』があった地域で、天保の凶作、明治初期の大火、栗子峠越えの万世大路(現在の国道13号)及び奥羽本線の開通以来、街道・宿場としての使命を失い、家屋の全てが消滅したという哀しい歴史を持つからである。
今回、北山線林道を通ってみたのだが、どうもこのあたりではないような気がしている。山形線(奥羽本線)赤岩駅周辺なのか、それとも、山形県境に近い場所なのだろうか。宿場の名残は今でも何か少しでも残っているのだろうか。
実は、北山線林道の終点の箇所から、山形県の板谷(高野原)に続く道がある。地図上では途中から点線に変わり、県境付近では消滅している。
山の季節は既に冬にはいっており、こちらは来年の夏までお預けである。ということで、とりあえず今回は北山線林道の様子をレポートすることとします。
北山線林道(李平)(その1)
[1]
福島市庭坂から高津森山方面に入り、富山地区から右折する。
幅員4.0m、延長12,396m。
地図で確認できるように割と複雑な地形に沿って走る林道である。
[2]
写真[1]の青く見える施設の脇。
この時点で福島盆地が一望できる程度の標高になっている。
[3]
急勾配の箇所は少なく、全体を通じて緩やかな上り傾向となっている。
幅員は額面通り確保されているようでゆったりしている。
雨にであった記憶はないのだが何故か路面はかなり濡れている。
[4]
突然現れた『通行止』の立て看板。
期間はおろか理由もわからない。
林道であることに加え、一般車両が通る必要は全くない(途中に集落はなく、しかも終点へ向かう代替路もある)道なので、やむを得ないのであろうか。
とりあえず行けるところまで行ってみることにする。
[5]
『通行止』の立て看板地点から、幅員は約半分となる。
しかも路面は水にえぐられた深い溝が走る。落ち葉に隠れてわかりにくいが深さは場所によっては10数センチはあり、これが路面の傾きにより左右に移動する。どこで溝を渡るかライン取りが難しい(面白い)。
[6]
林道らしい人の手が入った様子。決して美しいものではない。
[7]
幅員はますます狭く、大きな水たまりも避けることは困難だ。
[8]
左右から草が張り出し車の脇腹をこするが、幅がいっぱいで避けられない。
[9]
通行止の原因となった箇所がついに現れた。
路肩部分が完全に崩れ去っている。
[10]
草がなければ本来の幅員4.0mが確保されているのがわかる。が、通過できるのか。
車から降りて路面状況を観察すると、中央のパイロンの左側は2.5m程度あり、山側を通れば十分通過可能だ。
しかし、その手前には、これまでで最大級の幅と深さを持った溝が横たわっている。
十分な最低地上高とサス・ストロークを持ったクロカン4駆なら何ら問題ないであろうが...。
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北山線林道(李平)(その1)(その2)
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