[国道] [県道] [市町村道] [林道] ▲TOP [トップページへ戻る]
村道鱒沢線(安ヶ森林道)

ルート:

福島県南会津郡舘岩村

路面:

ダート
通行日: 2004/09/10 通り抜け: 可能
地図: T/Mapple: 7-C-1
村道鱒沢(ますざわ)線は、通称『安ヶ森林道』と呼ばれている道路の福島県側部分である。
正式には、安ヶ森峠から先の栃木県部分が安ヶ森林道となっているようである。

安ヶ森峠は、古くは江戸時代から関東との交流に使われていたが、長らく車が通れない時代が続いた。
昭和になって、栃木県、福島県の双方から車の通れる道の要望が相次ぎ、昭和31年から本格工事を開始し昭和35年(1960年)に完成した。
[1]
国道352号から南へ入る。
林道だとばかり思っていたら実は舘岩村道であった。
安ヶ森峠までの約15km全線が村道となっている。
[2]
集落を過ぎると何やら殺伐とした風景が広がっている。
交通量も全く無い。

ここに来る前に訪れた『川俣檜枝岐林道』、『田代山林道』がことごとく通行止であったことも手伝って、果たして栃木県へ抜けられるのだろうかと、一抹の不安がよぎる。
[3]
しばらく進むと鱒沢川に沿った美しい道に変わった。
[4]
川よりもやや高い位置に取り付けられた道は、見た目ほど平坦ではないが、周囲の雰囲気の良さも手伝って気分良く走ることができる。
[5]
鱒沢渓谷の名でも知られているようで、釣りなども盛んなようだ。
[6]
曲沢橋。
苔むした欄干が周囲の景観に溶け込んでいる。
[7]
急カーブの先には....
[8]
鱒沢隧道がひっそりと佇んでいた。
竣功はこの車道が完成した昭和35年(1960年)頃と思われるが、風雪にさらされて傷みが進行してきているようだ。
[9]
坑口右上の箇所。
分厚いコンクリートに亀裂が入り崩れ落ちていた。
[10]
綺麗な林の中を快調に登ってゆく。
[11]
勾配のあるダートに多いやや荒れた箇所も見られるものの、良く整備された走りやすい道である。
[12]
鱒沢川には多くの沢が流れ込んでいるようであるが、小さな沢が道を横断していたりする。
乗用車はオーバーハング部分に要注意である。
[13]
終盤になって小刻みなカーブで峠に登り詰めるが、地形に逆らわない線形なのだろうか、崩落もなく終始安定した道のようであった。
[14]
安ヶ森峠に到着である。
中央に写っているのは『林道安ヶ森線開墾記念碑』。
車2〜3台が駐車できる程度のスペースがある。
[15]
峠を振り返って見る。
県境を挟んで手前、栃木県側が舗装されている。
ここからが『林道安ヶ森線』の始まりである。
ご意見、ご感想をお聞かせください。>>掲示板E-mail
[国道] [県道] [市町村道] [林道] ▲TOP [トップページへ戻る]
 
Copyright (C) Sunnypanda 2001-2008. All rights reserved
inserted by FC2 system