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林道高津森線(李平宿場跡)

ルート:

福島県福島市

路面:

ダート
通行日: 2002/04/27 通り抜け: 不能 (松川(蟹ケ沢)砂防ダム付近で行き止まり)
地図: T/Mapple: 29-B-4
2001年12月に李平(すももだいら)宿場跡を目指してこの地に初めて足を踏み入れてから5ヶ月が経過した。その間にわかったことは、現在はこの地域全体を李平と称しているらしいことと、地図上に記載されている「李平」の文字の位置が宿場跡ではないということである。
今回は、掲示板に情報をお寄せいただいていたこともあって、迷わず到達することができた。
宿場跡そのものを見てみたかったこともあり、レポートは多少観光案内的な内容になりがちであるが、林道高津森線の状況にも触れてはいるので、その点は御了承願いたい。

■李平について
『李平』は、かつての板谷峠越えの旧米沢街道の宿場として栄えた集落である。天保の凶作、明治初期の大火、栗子峠越えの万世大路(現在の国道13号)及び奥羽本線の開通以来、街道・宿場としての使命を失い、家屋の全てが消滅したという哀しい歴史を持つ。
林道高津森線(李平宿場跡)(その1)
[1]
『林道高津森線』起点。
左の道は、『惣八郎』、『吾妻高原牧場』、『吾妻高原スカイランド』を経て、『高湯温泉』へ至る。
[2]
写真[1]を右に向かうとすぐに切り通し風の箇所を通る。法面は多少崩れてはいるものの、林道としては、特に支障はない。
[3]
ここは、2001/12/01に走行した『北山線林道』の終点である。通行止の表示等、全く変わっていない。
『林道高津森線』は、ここを左に入る。
[4]
路面はほぼフラットで、乗用車でも全く問題なく走行可能である。
[5]
春のやわらかな陽ざしを受けながら、森林の爽やかな空気の中を道は進む。
[6]
数百メートル程度進んだ地点に、平坦な地形が現れる。
ここが、『李平宿場跡』であった。
[7]
当時を偲ぶ家屋などはもちろん残ってはいないが、今、木々が密生するこの土地に、かつては宿が軒を連ね、この道を通る人々の旅を支えていたのだ。
[8]
『李平宿開村三百七十年記念供』と書かれている。裏面には「昭和六十年五月六日 李の会」とある。
[9]
土地はすっかり自然に還り、木漏れ日の中、シダ類がまさに葉を広げようとしている。
[10]
草木の中に苔生した石垣が残っている。あたりに響く鳥のさえずりに混じって、宿場の喧噪が聞こえてくるようだ。
かつての賑わいを伝える証人として、永く残って欲しいものである。
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林道高津森線(李平宿場跡)(その1)(その2)(その3)
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